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小学生にスマホは必要?(2020年8月)

総務省が毎年発表している「青少年のインターネット利用環境実態調査」という調査結果によると、小学校高学年の過半数がスマホを所持しているという結果が出ています。

また、内閣府の調査によると小学生がスマホで行う行動トップ3は、①ゲーム(71%)②動画視聴(61%)③コミュニケーション(44%)となっています。最近では小学生でも連絡やコミュニケーションツールとして「LINE」等を当たり前に使っています。スマホ利用の目的がゲームや動画だけなら勉強の邪魔になるので「小学生にスマホを持たせる必要はない」と切り捨てられますが、スマホが友達との交流手段の一つになっている現状では、「スマホを持たない=交友関係に多少なりとも影響がある可能性」は拭えません。ここは小中学生でも大人でも同じです。

保護者の目が届かない時間帯でも、子供と連絡がとれたり居場所検索ができたりと安全対策としてスマホを活用したり、プログラミングの授業が学習指導要領に加わり、はやいうちからスマホに慣れることもメリットと考えられるようになってきています。

ただし、小学生にスマホを持たせるという事は、中高生と違い自制心が弱いためスマホの機能を制限することは必要です。18歳未満の子供にスマホを持たせる場合、法律でフィルタリングの導入が義務付けられていますが、インターネットで有害不適切なサイトを表示させないという機能だけでは十分にトラブルを回避できるとは言い切れません。

・アプリ毎の利用時間やスマホの利用時間などを制限

・保護者側で子供のスマホの利用時間や内容を把握

・優良アプリのダウンロードやゲーム内課金の防止

・居場所の検索や子供との無料通話などの連絡手段

といった機能は小学生には欲しいところです。そして、子供とスマホの使い方について家庭内でルール・約束を決め、家族で取り組むことが大切です。