TIPS通信その4

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TIPS通信その4

「表現力」を鍛える(2020年6月)

これからの社会を生きていくうえで必要な力として、教育課程では「思考力」「判断力」と並び重視されている「表現力」。表現には様々な方法がありますが、小学生・中学生にとって最も身近な表現活動の一つが「授業中の意見発表」です。

「授業中に自分の意見を言うことが得意ですか」という質問に対して、全体の66.6%が「得意」または「少人数に対してなら得意」と回答しており、全体の約3分の2の子供たちが一定程度は得意意識を持っていることがわかります。

また、男女比では「得意」な男子は34.5%に対して女子は26.7%と、性別による差があることもわかります。女子は学年が上がるにつれ、「得意」の回答が減る傾向にあり小学6年生女子は18%まで減少し、

「苦手」が45%まで上昇しています。

グループディスカッションやプレゼンテーションといった発表型の学習活動の機会は学年が上がるにつれ増えていきます。「発表する能力」は今後の社会活動でも必要とされる力です。しかし、そのような学習活動が「得意」という意識につながっていないとすれば、発表のスキルを身に着ける機会を小学生、中学生のうちから増やしていくことが必要かもしれません。

参考「小学生白書