様々な生徒がいますが,入塾時正直”これは大変だな”という生徒もいます。

現在6年生のK君は小学校4年の時には足し算・引き算の特にくりあがり・くりさがりが苦手でした。鉛筆もきちんと持てず,指に力が入らなくて字がフラフラする状態でした。当然,集中力もなくボーっとしている時間も長く,また自ら話をすることもなかなかできませんでした。
そこでまず,「時間通りに必ず塾に来る」「補習には必ず参加する」ようにしてもらいました。一つの事をするのに大変時間がかかりました。それでも,時間をかけて少しずつ漢字を書いたり計算練習をやってきました。とにかく少しずつ2年間頑張り,当該学年レベルになんとか追いついて来ました。早熟な子もいるし,歩みの遅い子もいます。どちらがいいのとは必ずしもいえないと思います。

もう一人紹介します。中学2年生のS君ですが,5年生の時に入塾しました。とにかく勉強が嫌いで,授業中も早く終わることを待っている生徒でした。お父さんと3人で約束し,補習に必ず来て宿題を必ず終わらせるようにしました。当初は大変時間がかかり,なかなか終わらず大変苦労しました。しかし何とか頑張り少しずつ他の生徒のレベルに追いつくようになり,今回の模擬試験でも十分な成績がとれるとうになりました。少しずつでも努力を積み重ねることにより,力は必ずついていきます。

ただ,少しずつ頑張るといっても勉強するフリだけはしないように。見ていてすぐに分かってしまいますよ。