三上の塾講師日記vol.33
2020年6月 「できる」瞬間の話
★まずは上の問題をみて下さい
「一次関数のグラフの問題が解けるようになりたい」という中3のIくん。
試しに問題を見せると、「そうそう、こういう問題です」ということで早速開始。
しばらくして…手が止まる。「先生、全くわかりません」と。
(1)はわかっていると主張。2つの直線 y=X + 5 と y=-3X + 9 を連立方程式にして解く。
答えは(1,6)です(本人自信あり)。正解(^_^)
(2)以降がわからず…途方に暮れている。。同じように思う人、きっといるのではないかと。
線分BCの長さ…何も情報がない。。。
いやいや、あります(-_-)
Iくん、これは書いた??【下の写真、赤い文字の部分】
いや、書いてません(それ書いて何か意味ある?くらいの表情)
軸上にある点はどちらかが0だから、片方だけでも書いてね。
これをきちんと書いておくと、点Bが直線Lを通っていて、直線Lの式は y=X + 5 なので y=0を代入すれば…
-5=X つまり 点B(-5,0)
点Cも直線Mの式に y=0を代入してX=3つまり(3,0)
書いていれば気づく可能性があるでしょ。書きなよ。
その後、(3)は自分で書いたものでヒントに気づき見事正解。
本人談「うわ……簡単、、おもしろ!!!」
学校でも、塾でも、板書ではしっかり書きとっているはず。
同じようにしっかり書き、考えることが大事。
この気づきは、意欲につながる
いい勉強になったな……。
【次の画像赤文字の所までを自分でしっかり書くようにしてくださいね。】
さいごに(3)を解くには上の写真の赤い所に注目してください。
点Bと点C間の X座標【-5と3】を使って長さは8(底辺)
計算は 3-(-5)=8
点Aの y座標をみて、 長さは6(高さ)
面積は8×6÷2=24となります